2021.03.22
シンママazusaさんのコラム
「シングルマザー予備軍」という言葉を聞いたことはありますか?
シングルマザー予備軍とは、近い将来離婚してシングルマザーになる可能性の高い女性を指す言葉。最近話題になることも多いワードです😮
そこで今回は、シングルマザー予備軍について深堀りしていきたいと思います!
後半ではシングルマザーになった場合に受けられる手当や助成金についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね💁♀️
シングルマザー予備軍とは一般的に、以下のような子持ち女性を指す言葉です。
・夫と別居中で離婚危機にある💥
・同居しているが夫婦仲が悪い💥
つまり、離婚間近とも言える女性たちのことですね…。
最近では、女子高生を中心に「早いうちにシングルマザーになりそうな女子」といった意味合いとしてSNSでも流行しているのだとか💻
なお、厚生労働省の平成23年度全国母子世帯調査では、シングルマザーになったときの母親の年齢は「33〜39歳」が最も多く、次いで「20〜29歳」という結果に。
調査の結果を見ると、子供が生まれて家事育児に奮闘している期間に、夫婦関係に悩み離婚を視野に入れている女性が多いのかもしれません。
とはいえ、離婚はその人自身が深く悩み、最終的に下す重要な決断です。
「シングルマザー予備軍」という言葉が存在していても、他人に対してはむやみに使わない方が賢明ですね😉
先ほどもお伝えした通り、「シングルマザー予備軍」は、若くしてシングルマザーになりそうな女性にも使われているようです。
というのも、現在のコロナ禍では、10代を始めとした若年層の望まない妊娠が増え続けていますよね…🤰
各地に設置されている妊娠などに対する相談窓口では、神戸市では2020年4〜6月に10代の相談が約8割、熊本市では中高生の相談が全体の13%と過去最多だったとのこと。
このような背景から、「シングルマザー予備軍」という言葉が本来とはまた違った意味合いで流行しているのでしょう➰
なお、10代の妊娠・中絶はコロナ禍で急増したものの、以前からも問題になっていました。
2017年度の日本産婦人科医会の調査では、中絶率が全年齢では15%に対し、20歳未満では59%、15歳未満では85%といった結果に。
つまり、10代で妊娠した半数以上の女性が中絶を選択しているのです。
学校での性教育では生物学的な内容が中心なので、正しい避妊方法などの性に関する知識が不十分なまま、性行為に及んでしまうのでしょう。
当本人たちだけの責任にせず、周りの大人も今後しっかり対策を考えるべきだと言えますね🤔
シングルマザーの増加や10代の妊娠は、決してコロナ禍だけの問題ではありません…。
想定外の妊娠による未婚出産も2000年以降、年々増加傾向にあります👩👧
特に、10代のまだ未熟な段階では男女ともに親になる準備が不十分なので、シングルマザーとして出産する決断をせざるを得ない状況が原因かもしれませんね。
かくいう筆者もいわゆる「未婚の母」です。私の場合は想定外の妊娠ではないですが、幼い子供を抱えながらの仕事と家事・育児の両立は決して楽なものではありませんでした💦
シングルマザーの苦労を体験したからこそ、計画的な妊娠や正しい性知識は本当に大切なことだと身に染みて感じます。
一人で家計を支えるシングルマザーに、金銭的な悩みはつきもの💰
日本では、ひとり親に向けて各種手当てや助成金が用意されていることをご存知でしたか?
シングルマザーにとって大切な知識なので、必ず目を通しておき、万が一の場合はうまく活用していきましょう👀
※地域によっては実施されていなかったり、申請方法が異なったりするケースがあるので、詳細はお住まいの自治体に問い合わせてみてくださいね☎
中学校を卒業するまでの子どもを育てる人を対象に、一定の手当を支払う制度です💴
<支給対象者>
中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方👩👦
<支給される金額>
3歳未満:月額15,000円
3歳以上:月額10,000円(第3子以降は15,000円)
中学生:月額10,000円
シングルマザーやシングルファザーに向け、一定額の給付を行う制度です💴
<支給対象者>
以下のいずれかに該当する児童を監護している父👨、母又は養育者👩。
① 父母が婚姻を解消した児童
② 父又は母が死亡した児童
③ 父又は母が一定程度の障害の状態にある児童
④ 父又は母が生死不明の児童
⑤ 父又は母から1年以上遺棄されている児童
⑥ 父又は母が裁判所からのDV保護命令を受けた児童(平成24年8月から)
⑦ 父又は母が1年以上拘禁されている児童
⑧ 婚姻によらないで生まれた児童
⑨ 遺児などで父母がいるかいないかが明らかでない児童
<支給される金額>
子供が1人の場合:月額10,180円〜43,160円
2人目:月額5,100円〜10,190円を加算
3人目:月額3,060円〜6,110円を加算
※児童扶養手当には所得制限があり、全部支給と一部支給がある💡
※申請者の収入が所得制限限度額以上の場合は支給停止となる💡
▼児童扶養手当について詳しく解説▼
シングルマザーやシングルファザーなどに向け、家賃を一部補助する制度です💴
<支給対象者>
主に以下のような方。※支給条件は市区町村により異なる
・母子(父子)家庭で20歳未満の子供を養育している👶
・申請先の住所地に6ヶ月以上住んでいる🏡
・生活保護を受けていない🙆♀️
<支給される金額>
市区町村により異なる。
ひとり親家庭の親や子供の医療費が助成される制度です💴
<支給対象者>
主に以下のような方。※市区町村により異なる
・18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある児童を養育するひとり親👨👦
・何らかの健康保険に加入している◎
・一定の所得基準を超えていない◎
・生活保護を受けていない🙆♀️
<助成される金額>
医療費が全額免除されたり、一部免除されたりする。※市区町村により異なる
今回紹介した各種手当てや助成金は一部ですが、手当を活用することで、経済的にも精神的にも余裕が生まれるので、ぜひ覚えておきましょう😉
なお、シングルマザー向けの手当や助成金は、「【保存版】シングルマザーを対象とした減免や補助制度一覧」でも詳しく解説しています。
各自治体ごとに独自の制度を用意している場合もあるので、気になる方はお住まいの地域の役所やホームページもチェックしてみてくださいね✅
あずさ
Webライター・ディレクター
20代後半フリーランス|Webライター|複数メディアディレクター|未婚シングルマザー|病棟介護士として4年間の経験
16歳で社会に出て未婚シングルマザーとして自立し稼げるようになった術・ライティングノウハウを無料公開しています!(アズログ)
https://writer-azusa.life/