2021.01.12
シングルマザーのお仕事応援
横浜市で介護の仕事に就きたい方や検討している方は、業界内での状況を知っておきましょう。今後の動きや、就職のしやすさ、給料事情などをご紹介します。
横浜市の介護サービス従事者は、左記の表でも分かるように平成5年の71万人から比較すると、平成17年には328万人と増えているのが分かります。
(引用元:福祉人材の確保等に関する検討専門分科会報告書より)
この表だけ見ると、十分人材が確保できているのでは?と考える方もいるでしょう。
現に、介護関連職種の常用パートタイムの有効求人倍率が4.60と高い水準になっており、人材を求めていることが分かります。
実際、介護職員の人材需要は高く介護関連職種は就職がしやすくなっているのです。
【神奈川県の有効求人倍率】
(引用元:福祉人材の確保等に関する検討専門分科会報告書より)
しかし、神奈川県内老人福祉施設を対象に行ったアンケートの結果では、85%の施設がこの2年間で職員の確保が難しくなっていると回答。
横浜市では、特別養護老人ホームの待機者解消を目指しています。平成20年の時点で介護が必要な後期高齢者は約28万人、平成27年には41万人と増加。令和7年には59万人になるとも言われており深刻です。
【横浜市の年齢区分別の将来人口推計】
より多くの方に入居してもらうためには、職員の人数が必要です。そのため、横浜市特別養護老人ホームの増設に伴う介護従事者の確保が必要であり、早急な対応が求められています。
これらのことから、横浜市は介護の人材を将来も見据えて安定的に確保していく必要があるのです。
下記の表は、平成17年賃金構造基本統計調査のデータに基づいた試算表です。
【職種別年収試算額】
表を見て分かるように、福祉施設介護職員は男女共に年収が低くなっています。ただ、年齢・勤続年数の違いもあるので1つの参考程度に見ておきましょう。
横浜市の介護求人平均給与は246,514円です。神奈川県は、求人数・給与共に、全国で見ても高い傾向にあります。介護の人材不足が深刻なので、応募者が増えるようにという意味合いもこめられているのかもしれません。
また有資格者はさらに年収が高くなります。
【有資格者の平均年収】
横浜市の介護従事者を増やすために、さまざまな面で見直しがされています。なかでも、気になるのはこの2つ。
● 給与
● 夜勤
給与と夜勤は、働く上で重要な事柄です。
まず、給与に関しては専門職に見合っていない給与体系になっている傾向があるとのことで見直しが検討されています。
生活をするうえで、前向きな将来設計ができるように介護の特性をふまえた専門職としての給与体系を導入する必要があると認識。今後、改善されることを期待しましょう。
勤務している施設によっては夜間の介護サービスを行っているところもあります。
そのため、夜勤勤務=宿直に近い勤務体系の施設が少なくありませんが、夜間勤務者にとっては過酷な業務内容となっています。今後の介護サービス向上を図るためにも、夜勤についても見直しを急いでいる状態です。
介護福祉士の資格を持ちながらも、介護職に就いていない潜在的介護福祉士は全国で約20万人いると言われています。登録者数47万人のうち約4割を占めている状態です。
人材不足が深刻化になっている今、このような有資格者は貴重な存在と言えるでしょう。
このような有資格者が復職しやすいようにすることも大切です。職場紹介や研修の実施などを行い、復職を希望する方をサポートする検討も進んでいます。
横浜市は、介護職員の人材を常に求めていると言っても過言ではありません。現在、転職を検討している方や介護の仕事に興味を持っている方は弊社だよねに相談に来てみませんか?
介護士は、派遣社員という働き方も注目されています。時給や勤務条件などを聞かせていただいてから、あなたにピッタリの会社をご紹介するので安心です。
もちろん、有資格者の経験者は大歓迎!これから現場に復帰しようと考えていれば、ぜひだよねにご相談ください。あなたのキャリアを活かせる会社をピックアップします。
これからの日本は、さらに少子高齢化が進んでいくでしょう。介護の仕事はこれから先も需要が高まるばかりです。ぜひ、介護職員という働き方も視野にいれてみましょう。